アルツハイマー型認知症とは、アルツハイマー病によって起こる認知症のことです。
認知症には血管性認知症やレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症があります。
ではこの認知症はどんな病気なのか?
アルツハイマー型認知症とは
目次
アルツハイマー型認知症とは、認知症の中で一番多い種類だと言われています。その数は認知症の中で半数を占めていると言われています。
また男女の割合で言うと「女性に多く見られる」傾向にあるようです。
近年の高齢化も関係あるかもしれませんが、年々患者数は増加している。
アルツハイマー型認知症の原因
アルツハイマー型認知症の原因は脳にタウやアミロイドβという特殊なタンパク質が溜まり神経細胞がだんだん来られることで記憶能力や判断力が落ちると言われています。
通常認知症は脳の萎縮が有名ですが、こちらは破壊のため物忘れと言うよりかは思い出せないといった症状が見られます。
忘れているのでは無く「記憶が破壊されている」のです。
つまり時間が経つと思い出すということはありません。
これがアルツハイマー型認知症の怖い所でしょうー。
またアルツハイマー型認知症は遺伝するとも言われています。
アルツハイマー型認知症の他と共通している症状
アルツハイマー型認知症には以下のような症状があります。
一番発症率が多い認知症な為
ほかの認知症の症状と似て、代表的な症状も多い。
記憶が無くなる
記憶を保管している海馬という部分が破壊されるため記憶がだんだんなくなっていってしまいます。これ無くなりかに規則性はないので、急に昨日まで知っていた事がわからなくなったりします。
またその記憶は破壊されて一生思い出せないのでそのうち何もわからなくなります。
例えば電気ポット等も押すと出るという事自体の記憶がなくなれば使い方が分かりません。
そのようにだんだん当たり前の事さえもわからなくなってきます。
判断力が低下する
判断力が低下するため、信号が赤なのに渡ったり、万引きをしていまうといったケースがあると言われています。
これを本人はなんで悪いかがわかっておらず、ただ何故か怒られているという風にだけ思います。なので分からないまま誤ってしまい本人は不思議な罪悪感だけ残ってします。
よく反省していると周りの人が思っても実はただ起こっているから誤っただけの場合が多いです。なのでまた同じ過ちを犯してしまう…。
またこれも記憶障害から来ているのですが、暑いと普通は涼しい格好をしますが判断力が落ちてしまい逆に暑い格好をしてしまう事もある。そして本人は何故涼しくならないのかが不思議だと思っています。
それほどアルツハイマー型認知症と言うのは恐ろしい病気。
場所や時間を忘れる
これは見当識障害と言うのですが
今いる場所や朝なのか夜なのかが分からなくなると言われています。
またデジタル時計なら分かるけど、アナログ時計だと分からなくなるといった方もいます。
あと今いる場所が急にどこだかわからなくなったり
自分の家なのに自分の家じゃないと思ったりもします。
また季節もよくわからなかったりすることも見られます。
アルツハイマー型認知症の特徴的な症状
この認知症によく見られる症状をご紹介します。
ほかの認知症とは少し違いますよ!
ゆっくり進行する
症状とは少し違いますが、アルツハイマー型認知症の進行速度はゆっくりです。
実は10年以上かけてゆっくりと進行していく病気だと言われています。
そのためなかなか早期発見が難しいと言われています。ほぼほぼ重症化しないと自分で気づくことは無理でしょう…。周りに言われて初めて気づくと思われます。
うつ病
認知症には周辺症状と言って精神にも影響します。
アルツハイマー型認知症は意欲・やる気を低下させるためうつ状態にする可能性がある。
1日ずーっとボーっとしている。と言った報告もあります。
アルツハイマー型認知症は出来るだけ早く病院へ行くことをオススメする
アルツハイマー型認知症の初期症状として
「同じ話をすぐに繰り返す」や「曜日や時間がわからない」といった症状があります。
なので少し記憶がおかしいな~っていうのが続くなら病院へ受診することを勧めます。
アルツハイマー病は軽度なら進行を遅らせることが可能です。
また今後医学が発展して、軽度ならいつか治せる時代が来るかもしれません!
なのでまず病院へ行き症状を遅らせる治療法を行うことが大事でしょう。